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妊婦と新型インフルエンザ

 今回の新型(豚)インフルエンザは、秋から本格的に流行することが予想されています。感染による致死率は1%以下と考えられ特に毒性が強いとは今のところ考えられていません。

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しかし一部には重症例や死亡例が認められています。特に新型インフルエンザは肺胞の上皮で増殖が速くウイルス性肺炎を合併しやすいようです。特に高齢者や心臓や腎臓や喘息など基礎疾患がある人は気をつけなければなりません。

また健常な妊婦でもリスクが高く、非妊娠者に比べて約3から5倍の入院率と言われています。妊娠第三期(妊娠8ヶ月以降)のリスクが最も高くなっています。従って、もしインフルエンザの患者や家族に接触した可能性がある場合タミフルやリレンザを服用することが推奨されます。

妊娠初期にタミフルを服用しても胎児に影響がなかった事がアメリカから報告されています。
もしインフルエンザに感染する可能性がある場合や感染した可能性がある場合すぐに産婦人科の主治医に相談してください。その場合直接受診せず、病院に電話をしてから受診してください。

もし間に合えば新型インフルエンザのワクチンを接種することをお勧めします。妊婦がいる家族は、まずみんながインフルエンザに感染しないように注意しましょう。

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〒592-0002  大阪府高石市羽衣1丁目10-11 石田医院
TEL:072-261-1313 FAX:072-261-1623

http://www.ishida-iin.com/

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アトピー性皮膚炎とステロイド軟膏

先日(8月30日)日本アレルギー学会専門医教育セミナーに
参加しました。そこで東京逓信病院皮膚科の江藤隆史先生が講演
されていました。内容アトピー性皮膚炎の標準治療で軟膏治療の
講演内容でした。
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 アトピー性皮膚炎の患者さんは経過が長く完治しないので薬の
副作用を気にします。患者さんの立場から言えば当然です。しかし
医者の立場から言えば、この病気をはいかに良い状態に保つか、逆に
いかに悪い状態にしないかが治療のポイントになります。そして
医者はステロイド軟膏をいかにうまく使うかを患者さんに説きます。
でも患者さんは周りから言われる
ステロイド軟膏の副作用の恐怖に
おびえます。
 
顔が丸くなる
 
骨がもろくなる
 
著明な色素沈着をおこす
 
光にあたると色素沈着をおこす
 
皮膚が象のように硬くなる
以上がよく言われる副作用ですがどれがほんとうでしょうか?
実はどれも間違った情報です。正しく使用すれば上のような
副作用はまったく出ません。むしろ沢山使わずに遠慮して少量
使用しても症状は改善しません。専門医の話をよく聞いて
ステロイド軟膏をもっと使いましょう。
 そして新しい薬のタクロリムス軟膏を使えば予防効果もある
のです。間違った民間療法を続けて皮膚科の入院する患者さんも
少なくないのです。民間療法に年間莫大なお金が使われていると
言われますが、専門医にかかればそんなに治療費はかかりません。
ぜひ正しい知識をとりいれて治療をしましょう。

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