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妊娠と喘息

  喘息は、全年齢に広く認められる病気ですので

妊婦さんの喘息は産婦人科医にとってはよく遭遇する

病気のひとつです。

   喘息の妊婦さんがよく発作をおこしたり、悪くなると

お腹の赤ちゃんの発達に悪い影響が出てしまいます。

  すでに喘息がある女性が妊娠すると良くなる人が

三分の一、悪くなる人が三分の一、変わらない人が

三分の一となります。Photo

  妊娠の時期によっても変化し妊娠24週から36週で悪化しやすく

 37週から40週では軽くなるという報告があります。

  お母さんが喘息発作をおこし、慢性的に低酸素状態になりますと

 胎児は酸素不足をおこし、生まれてきても低体重児である割合が

 増えたり妊娠中に死産になる割合が増えたりします。

  妊娠中であってもきっちりと喘息を治療して赤ちゃんに十分な栄養

酸素を与えて、順調に赤ちゃんが大きくなるようにしましょう。

     妊娠中はどうしても薬の使用が遠慮がちになりますが、

必要なら十分に薬を吸入したり、服用したりする必要が

あります。喘息のある妊婦さんは普段から喘息を良い状態に

保つように主治医と相談するようにしましょう。

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