生理痛の話
あなたは生理痛(月経困難症)で悩んでいませんか?
生理痛で悩んでいる女性はかなり多いのですが、日本の女性はかなり我慢強いので産婦人科の主治医を持っている人は意外と少ないのではないでしょうか。 医学的には生理痛がひどい状態を月経困難症と言います。
25歳以降で徐々に生理痛がひどくなっている人は、子宮に何か病変が存在する可能性があります。これを器質性月経困難症と言います。例えば子宮内膜症と子宮筋腫です。これらの病気の場合は必ず産婦人科の主治医を作って定期的に見てもらう必要がありす。
25歳以下で生理痛がひどく特に生理が始まって早い年齢から生理痛が出現している女性は、機能性月経困難症といい、特に病気がないのに痛みが出ます。
このタイプの治療は
1.鎮痛剤を生理時に服用する
一定の年齢になったり出産を機に痛みが軽減します。
2.漢方薬を服用する。
長期に漢方薬を服用しているうちに痛みが軽減します。ただすぐには効果が出ませんので始め鎮痛剤を併用します。
3.ピルを服用する。
ピルは本来避妊用に開発されましたが副効用で生理痛を軽減し、生理の量も減りす。また生理周期も一定になり、すぐに効果が出ます。毎日忘れずに服用する必要があります。 上記の治療でかなり軽減しますので産婦人科でよく説明を聞いて治療を開始してください。
生理痛を無理に我慢する必要はありませんし、治療により、より快適な生活ができると思います。今日からためしてください。
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